1.住宅の見学
大村市に建てられた渡り腮構法の住宅を実際に見ながら、構造の考え方、設計の方法、 施工方法等を、解説します。建主さんからは、設計から建設までの経緯や住宅についての考え方、住んだ感想などを、お話してもらいます。
● Yさんの住宅:今年1月に竣工した 27 坪の住宅。畑に囲まれた、床のほとんどが土間の住宅です。
● Mさんの住宅:2002 年に竣工した 40 坪の住宅。山の上にある木に囲まれた住宅です。
どちらも、設計:丹呉明恭建築設計事務所 施工:大工 池上算規
2.杉と林業:杉岡世邦
福岡県の杉岡製材所の杉岡さんは、眠れる杉の真価を探るという問題意識の中で、杉の製材を続けてきました。杉に真摯に向き合ってきた経験をベースにして、杉について、九州地方の林業について、日本の林業について、幅広い視点から日本の林業について話していただきます。杉岡さんの視点から語られる杉は、住宅の現場でも真摯に木に向き合うことを、われわれに要求してきます。
3.共同の論理:丹呉明恭
大工塾や設計塾、杢人の会のめざすことは、住宅づくりの共同です。その共同をどのように捉えるのか、どのように実践するのか、そこにどのような論理があるのか、考えてみたいと思います。
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