九州大工塾2013

10月の九州大工塾

1)日程

12日(土)

14:00〜15:00

「九州大工塾+設計塾V」開催について
能開大の紹介・注意事項等

西野晃司

九州職業能力開発大学校
B棟1階 B102会議室

15:00〜16:00

大工塾の経緯と考え方

丹呉明恭

16:00〜16:30

参加者の自己紹介

16:40〜18:10

木造住宅の疑問を整理する

丹呉明恭

13日(日)

09:00〜10:30

日本の住宅政策

丹呉明恭

九州職業能力開発大学校
B棟1階 B102会議室

10:40〜12:10

渡り腮構法とは

13:00〜14:30

大工の目線
木取りから刻みまでの段取り

池上算規


2)講義内容

1.大工塾の経緯と考え方:丹呉明恭
1998 年大工塾が開始、大工塾の卒業生が集まって2007 年に「杢人の会」が発足、2010 年木造設計塾、2012 年九州大工塾と、大工塾の開始から現在までの経緯は、造り手から木造住宅を考え、木に従う木造住宅のつくり方を追い求める動きです。その経緯や大工塾での講義内容を紹介しながら、九州大工塾の講義方針を説明します。

2.木造住宅の疑問を整理する:丹呉明恭
大工塾や設計塾に集まるきっかけは、実際の現場でいろいろな疑問に突き当たって、それらを解決する糸口を見つけたいという思いが大きいだろうと思います。それらの疑問に対する答えが見つからないと、みずからの設計や大工仕事に確信を持つことができません。まず、どのような疑問があるのか、そこを考えるところから始めたいと思います。いろいろな疑問を整理してみると、方向性が見えてくるかもしれません。

3.日本の住宅政策:丹呉明恭
戦後の日本の住宅政策が現在の住宅の形をつくり出してきました。その延長上に将来の木造住宅像を築くことができるのかどうか、住宅政策が生み出した問題群をデータで見ながら考えて、木造住宅のあり方を考えます。そこから、九州大工塾の方向性を探ります。

4.渡り腮構法とは:丹呉明恭
丹呉明恭+山辺豊彦の木構造の勉強会は1992 年から始まりました。1995 年の阪神・淡路大震災をきっかけにして、手作りの実験装置で実大の壁の試験を繰り返しながら、伝統型の木造住宅の構造技術を解析してきました。渡り腮構法はその結果として成立したものですが、その間の経緯を概観しながら、木構造へアプローチします。

5.大工の目線 木取りから刻みまでの段取り:池上算規
日曜日の午後は、池上算規さんを中心に、大工さんが実際の家づくりの作業の中で、どのような基準で木を選び、何を気にしながら墨付けをして、どのように刻みをやっているのか、実演を交えながら語ってもらいます。その話の中から、木造住宅の核心に迫りたいと思います。

10月の大工塾1
10月の大工塾2
10月の大工塾3

3)講師紹介

西野晃司さん
丹呉明恭さん
池上算規さん


4)会場

■ 九州職業能力開発大学校 B棟1階 B102 会議室


5)九州大工塾事務局

■ 丹呉明恭建築設計事務所
■ 〒350-1326 埼玉県狭山市つつじ野 2-16-107
■ Tel:04-2955-2637
■ Fax:04-2955-2655
■ Email:info@kyushu-daiku-j.net
■ URL:http://www.kyushu-daiku-j.net


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